PHPの全目次
条件分岐の目次
if文
プログラムは記述した順に上から下へ実行されていきますが、条件によって処理を分けたい場合もあります。例えば変数の値が正の数ならこちらの処理を行い負の数ならこちらの処理を行うといった場合です。
このように条件に従って処理を分岐させるための使われるのが「if」文です。「if」文の書式は次のようになっています。
if (条件式){条件式が真の時に実行する処理1条件式が真の時に実行する処理2}
条件式の箇所には「x == 10」や「y > 15」など比較演算子を使った条件式を記述します。この条件が真(TRUE)となる時に「{」から「}」までの文が実行されます。(比較演算子については次のページを参照して下さい)。
なお「{」から「}」で囲まれた部分をブロックと呼びます。if文の場合には条件式が真の場合にブロック内に記述された文を実行するということになります。ブロックはプログラムの中である範囲を区分するために使われます。
実行される処理が1つだけの場合はブロックを省略して次のように記述しても構いません。
if (条件式)条件式が真の時に実行する処理
実際には次のように記述します。
$old = 30;
if ($old >= 20){print ‘年齢は20才以上です’;}
今回の例では変数「old」に格納された値が20よりも大きいかどうかを判別し、真(TRUE)であればブロック内の処理を実行します。
サンプルコード
▼Example-branch1-1.php
<!DOCTYPE html><html lang=”ja”><head><meta http-equiv=”Content-Type” content=”text/html;charset=UTF-8″ /><title>PHPテスト</title></head><body>
<p>PHPのテストです。</p>
<p><?php$old = 25;
if ($old >= 20){print ‘年齢は20歳以上です’;}?></p>
</body></html>
上記のファイルをwwwサーバーのドキュメントルート以下に設置しブラウザからアクセスすると次のように表示されます。
変数に格納された値が25であり、if文の条件式が正となるためif文のブロック内の処理が実行されています。