PHPの全目次
クラスの定義の目次
PHPプログラムの拡張子
HTMLページの拡張子は「.html」が使用されています。HTMLページ内にPHPのプログラムが記述されている場合であってもHTMLページであることに違いがないのですが、PHPプログラムが腹案れているHTMLページであることをWebサーバー側に認識させるためにファイルの拡張子を変更します。
どのような拡張子を使うのかが決まっているわけではありません。ApacheなどのWebサーバーの設定で、PHPプログラムとして処理を行うファイルの拡張子を指定しておき、そしてPHPプログラムが含まれるHTMLページに指定しておいた拡張子を付けることになります。
一般的にはPHPプログラムが含まれるHTMLページの拡張子は「.php」を使います。この場合はWebサーバー側でPHPプログラムが記述された拡張子として「.php」を設定しておきます。
では簡単なプログラムで試して見ましょう。
▼Example2-1.php
<!DOCTYPE html ><html><head>
<title>サンプル</title>
</head><body>
<p>こんにちは。</p>
<p><?phpecho ‘お元気ですか?’;?></p>
</body></html>
上記のファイルをwwwサーバーのドキュメントルート以下に設置しブラウザーからアクセスすると次のように表示されます。
Webサーバーはクライアントから要求されたファイルの拡張子に「.php」が付いていることからページ内にPHPプログラムを処理した後の結果をクライアントへ返します。
実際にブラウザーに表示されたページのソースを確認すると次のようになっています。
<!DOCTYPE html><html lang=”ja”><head><meta http-equiv=”Content-Type” content=”text/html;charset=UTF-8″ /><title>サンプル</title></head><body>
<p>こんにちは。</p>
<p>お元気ですか?</p>
</body></html>
元のHTMLページに含まれていたPHPのプログラム部分はWebサーバー側によって処理され、クライアント側に出力される時点ではPHPのプログラムがどのように記述されていたかは分からなくなっています。
PHPプログラムが含まれるHTMLページの拡張子を「.html」にする
ファイルの中身はまったく同じままで拡張子を「.html」とした場合も試してみます。
▼Example2-2.html
<!DOCTYPE html ><html><head>
<title>サンプル</title>
</head><body>
<p>こんにちは。</p>
<p><?phpecho ‘お元気ですか?’;?></p>
</body></html>
上記のファイルをwwwサーバーのドキュメントルート以下に設置しブラウザーからアクセスすると次のように表示されます。
今回は拡張子が「.html」となっているためPHPプログラムが含まれているページであるとWebサーバーが認識していません。その為、PHPプログラム部分の処理は行われずそのままクライアントに送信されています。
実際にブラウザーに表示されたWebページのソースを確認すると次のようになっています。
<!DOCTYPE html ><html><head>
<title>サンプル</title>
</head><body>
<p>こんにちは。</p>
<p><?phpecho “お元気ですか?”;?></p>
</body></html>
HTMLページ内に含まれているPHPのプログラムがサーバー側で処理されずそのままクライアントへ送信されてしまっていることが確認できます。