PHPの全目次
文字列の目次
文字列の出力(echo, print)
今までのサンプルでも使用してきましたが何らかの処理をした結果として文字列を出力することは頻繁に使用されます。文字列を出力するには「echo」と「print」が用意されています。
echoの書式は次の通りです。
echo
void echo(string $arg1 [, string $… ])
echoは引数に指定した文字列を出力します。複数の文字列を続けて出力する場合にはカンマ(,)で区切って文字列を指定します。
echo ‘こんにちは’;
echo ‘出身地:’, ‘東京都’;
echoは関数ではなくPHPの言語構造の1つです。そのため引数を括弧で括る必要はありません。ただ関数のように括弧で括って記述することもできます。
echo(‘こんにちは’);
※ただし複数の文字列を引数に指定する場合は括弧で括らないほうがいいようです。
続いてprintの書式は次の通りです。
print
int print(string $arg)
printは引数に指定した文字列を出力します。echoとは異なり複数の引数を指定できません。また戻り値として常に1を返します。
print ‘こんにちは’;
printもechoと同じく関数ではなくPHPの言語構造の1つです。そのため引数を括弧で括る必要はありません。ただ関数のように括弧で括って記述することもできます。
print (‘こんにちは’);
単一の文字列を出力するのであればechoであってもprintであっても基本的に違いはありません。どちらを使っても構わないと思います。
サンプルコード
▼Example-mojiretsu3-1.php
<!DOCTYPE html><html lang=”ja”><head><meta http-equiv=”Content-Type” content=”text/html;charset=UTF-8″ /><title>PHPテスト</title></head>
<body>
<p>PHPのテストです。</p><p><?phpecho ‘2020年’, ‘7月’, ’31日’, ‘<br />’;print “金曜日”;?>
</p>
</body></html>
上記のファイルをwwwサーバーのドキュメントルート以下に設置しブラウザーからアクセスすると次のように表示されます。